entry

「Elite: Dangerous」ベータ版、宇宙を舞台に自由に立ち回れる喜び

date: 2014/10/23 20:00
|

elite_play_01

「Star Citizen」の開発費獲得における大成功(まだ実物は完成していないのに……)以来、宇宙を題材にしたゲームはメジャー・インディー問わずいくつもリリースされています。
今回紹介する「Elite: Dangerous」は、Star Citizenと同じく「space trading and combat simulator」というジャンルで、それよりも知名度は劣るものの「対抗馬」として挙げられることも多くなってきました。

この、space (adventure,) trading and combat [simulator/game]というジャンルの適切な訳が今のところないため説明するのは中々難しいのですが、経済システムの存在する宇宙空間を舞台に貿易が行えて、さらには宇宙船や戦闘機(あるいは可変メカ)で戦闘も行えるゲームのことを指します。
有名なところで言えば「X」シリーズであるとか、それこそStar Citizenの前身である「Wing Commander」シリーズがそれに当たります。

「Elite: Dangerous」のルーツは1984年にBBC Microでリリースされた「Elite」にあり、以下「Frontier: Elite II」「Frontier: First Encounters」と続き、本作が実質的なシリーズの4作目となっています。


アルファ版300ドル、という衝撃

elite_play_02

ベータ版の内容へ進む前に、もう少しだけ経緯について言及しておきます。
本作は2012年末にKickstarterにてキャンペーンが行われ、150万ポンド(およそ2.7億円)を集めることに成功しました。
2013年末にアルファ版の提供を開始。
このとき、アルファ版をプレイする権利を得るためには300ドル(!)を支払わなければいけないということで話題になりました。

ちょうどその頃に自分はStar Citizenのハンガーモジュールを体験していたので、このニュースを見たときには「非常に馬鹿らしいことだ」と感じた記憶があります。
Minecraftを契機とするアーリーアクセスプログラムの浸透により「早期割引」が業界の常識となりつつあった中、本作の料金体系はその真逆を行っていたわけです。
これについては後に、開発元Frontier DevelopmentsのCEOであるDavid Brabenが、「大量のプレイヤーによるサーバーへの負荷を避けたかった(=それによって開発が滞ることを防ぎたかった)」ためだと説明しています。
どこまでが本音かはわかりませんが、2014年末の現在、結果的にこの判断は正しかったと評価できるでしょう。

一向に完成する気配のないStar Citizen(正式リリースは2016年かもっと先になりそう)に対して、Elite: Dangerousは堅実な開発によって2014年末のリリースを予定しています。
実際に両者をプレイしてみて、現時点ではElite: Dangerousに分があると感じます。

公正を期すために300ドルのアルファ版・150ドルのプレミアムベータ版について補足しておきますが、これらには製品版の後にリリースされる拡張版の所有権(要するにシーズンパス)や様々な特典が付いているので、確かに高価ではあるものの、不当な値付けではありません

ただ宇宙を飛び回るだけで楽しい

elite_play_05

自分で宇宙船を操作する。これだけの要素でも、非常に楽しめます。
最初のうちは戦闘もままならないので、ただ言われたとおりに荷物を運ぶだけの作業になってしまうのですが、全く退屈しません。
暗闇に浮かぶ恒星・惑星などの壮大な美しさから、SFらしい凝ったギミックの細部に至るまで、見ているだけで飽きません!

個人的には、「Euro Truck Simulator 2」と似たような感覚だと思いました。

elite_play_03

本作はMMOであり、各プレイヤーは自分が好きなようにロール(役割)を選んで生活していきます。
例えば、未開拓の星を追い求める探険家、星系間で貿易をする商人、それを狙う海賊、さらにそれを狙う賞金稼ぎなど。

しかし本作にはクラスやスキルポイント(あるいはMasteryやらPerkやら)の概念がありません。
プレイヤーは自身の力量と船の装備だけで、そのロールに合った立ち回りを要求されます。

ベータ版をプレイしている中でも、色々なドラマがありました。
自分は雇われ配達員をしていたのですが、道中で海賊に出会ったためやむなく交戦を開始。
しかし運悪く流れ弾が星系警察の船に命中してしまい、賞金をかけられ指名手配されてしまいました。
以降は、積荷をブラックマーケットで売りさばいたり紛争地帯で傭兵として働いたり、アウトローとして生きていくことに……。
といった具合です。

elite_play_08

elite_play_06

elite_play_07

elite_play_09

舞台となるのは天の川銀河(我らが太陽系も入っている)。
4000億の星系のうち、16万個の恒星は実在のものだそうです。
初期位置に近い「I Bootis」星系は、地球から41.6光年離れた「うしかい座44番星」(44 Boötis)であり、少し離れたところに(という言い方も変ですが)アークトゥルスやアセルス・プリムスも存在します。

ある程度発展している星系には主産業(農業とか工業とか)が設定されていて、商品の需要と供給が存在します。
例えば、コーヒーやお茶を安く仕入れて、嗜好品を欲しがっている地域に高値で買ってもらうといったことが可能です。

elite_play_04

本作の予約特典版(Mercenary Edition)は50ドルで販売中です。
ただしこれにはベータテスト参加権が入っていません
2014年10月の現時点で本作をプレイするには、スタンダードベータ版(Beta)を75ドルで購入する必要があります(Mercenary Editionにベータ参加権が付いたバージョン)。
なお、製品版はリリース後に59.99ドルに値上がりすることが予告されています(特典もなくなる)。

ベータ版の現段階でもかなり楽しめるので、75ドルは無理でも、せめて50ドルの予約特典版の購入をオススメします!

関連するリンク

関連する記事

1 response

道産子 /#5058

date: 2014/11/08 23:06:25

面白そうですね!購入してみます!
ぜひプレイ日記を掲載してください!