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PLAYISMにて日本語版「Papers, Please」配信開始

date: 2014/02/14 15:28
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事前に予告されていた通り、「Papers, Please」のアップデートが行われ、日本語を含むいくつかの言語が追加されました。
また、ローカライズを担当したPLAYISMでも日本語版「Papers, Please」の配信が開始されました。

PLAYISMのプレスリリースによると、定価980円のところ2月17日まで20%オフの784円で購入可能とのこと(DRMフリー版に加えてSteamキーも付いてくる)。
同時に、SteamGOGHumble Storeでもセールが行われていて20%オフの7.99ドルで購入できますが、為替レートの関係でPLAYISMの方が少し安くなっています。


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本作は架空の共産主義国「アルストツカ」(Arstotzka)の国境検問所で入国審査官となり、入国希望者のパスポートや付属書類・本人の申告をチェックして入国の許可か拒否を出すという、一味も二味も変わったアドベンチャーゲームです。

ここを訪れるのはアルストツカへ帰国する者や旅行者だけではなく、不正に入国しようと企むスパイやテロリストもいます。
書類や申告に不審な点がないかを入念に調べ、防波堤としての役目を果たさなくてはいけません。
しかし役人と言えど人の子。
貧しく苦しい生活から脱するため、時に立場を利用した背任行為に及ぶことも……。

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「Papers, Please」はテキストの量も多く、日本語化を待ち望んでいた人は多いことでしょう。
本作では「FTL」のように一時停止してじっくり本文を読んでいるわけにもいかず、パッパパッパと長蛇の列をさばく必要があるので(なんせ稼ぎが少ないと家族が病気で死んでしまう!)、ありがたさもひとしお。

ところで「Papers, Please」のローカライズといえば、「Magino Drive」の立ち上げ時に4Gamerが行った(ツッコミのキレが良すぎて読んでいる方が心配になった)インタビュー記事において、「おそらく,国内ではどこよりも早く(MAGES.が)オファーしたはずなんですが,返信がなかったんですよ」と書かれていましたが、PLAYISMがこれに先んじていたようですね。
ここ最近、「日本国内におけるインディーズゲームのイニシアティブを誰が握るか?」という腹の探り合いが活発になっているように感じます。
これは、PLAYSIMやMagino Driveのようにローカライズ(翻訳)とディストリビューション(配信)を行う従来のパブリッシャーのような役目を果たす組織だけではなく、ゲーム関係のメディアやそれに属する記者(あるいはレビュアー)にも当てはまるように思います。

単に開発形態を指す語であった「インディー」が持て囃され、ゲームビジネスにおける戦略的なキーワード(ジャンルを意味したりブランドを意味したり)へと成長しきってしまうと、本質が見失われてしまうのではないかという不安があります。
また単純な話、ユーザーとしては(スキムスのときのような)リージョンロックに代表される「腹芸」は鬱陶しいことこの上ありません。
これらの競争が、翻訳の質向上・日本語版リリースまでの時間短縮・価格差減少など、上手い方向へのみ働いてくれることを願ってやみません。

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