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フライトシムを楽しむために買った本(その5): 第二次大戦・世界の名機とエースパイロット

date: 2013/08/29 18:00
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これまで航空機に対する興味の対象は「最先端の技術!」とか「ジェット!」とかばかりで、旧世代のレシプロ機にはまるで興味がありませんでした。
そのため第二次大戦が主な舞台となる「War Thunder」の搭乗機体も知らないものばかり……。
ただこのゲームをプレイしているうちに興味が出てきたので、図鑑のような手頃な書籍はないかと探していました。


第二次大戦・世界の名機とエースパイロット

第二次大戦 世界の名機とエースパイロット

そこで見つけたのがこちら、「第二次大戦・世界の名機とエースパイロット」。
表紙を見てピンと来た方もおられると思いますが、この本は「学研から出ている・B6版・240ページ・ソフトカバー・600円」という、コンビニのB級本コーナーで売られているアレです。

しかし侮ることなかれ!
低価格でありながら内容は非常に充実していて、「日・米・英・独・ソ」の有名な航空機とそれにまつわるエースパイロットのエピソードが掲載されています。
またそれらは「War Thunder」に登場する機体ばかりなので、プレイヤーなら必携の一冊と言えるでしょう。

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「第二次大戦」という括りで機体を集めれば自然とこうなるのかもしれませんが、それにしてもまるで「War Thunder」プレイヤーのためにまとめられたかと錯覚するような内容になっています。
この本の基本的な構成は、機体名・機体の写真が数点(復元されたものや模型のカラー写真と戦時中の白黒写真)・機体の生まれた背景や運用の経緯・諸元表、そしてその機体に縁のあるエースパイロット(や所属部隊や開発者)・顔写真・エピソードが1機体につき4ページずつ掲載されています。

一例を挙げると、「零戦五二型(岩本徹三)」「P-51マスタング(ロビン・オルズ)」「テンペスト(ピエール・H・クロステルマン)」「Me109F/G(ハンス・J・マルセイユ/エーリヒ・A・ハルトマン)」「Ju87スツーカ(ハンス・U・ルーデル)」「Yakシリーズ(リディア・リトヴァク)」など。

本書が優れているのは、「戦闘機」と「爆撃機」の両方を取り上げてくれている点でしょう。
こういう本は戦闘機なら戦闘機・爆撃機なら爆撃機という専門書が多く、両方をまとめた一覧性の高い図鑑もあるにはあるものの、途端に値段が跳ね上がるのが通例です。
言い方は悪いですが「世界の名機」という曖昧な括りが許されるB級本のフォーマットのおかげで、安いながらも充実した内容になっているように感じます。

丁寧な注釈やルビ振り、ペットネームを持つ機体はその語の意味も添えられているなど、細かいながらもありがたい配慮がされています。
思った以上にカラー写真が多いのも特徴で、ゲーム内のデカール貼りの参考になるはずです。
ソ連の航空機がたったの3機しか取り上げられていないのが唯一の難点ですが、戦意高揚の意図や戦後の経緯などから諸元に関する信憑性が薄い同国の航空機をあえて取り上げない本も多いので、3機だけとはいえ入っているだけ儲け物だと考えた方がいいでしょう。

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