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「Sentinel」レビュー、ゲームプレイがトラックメイクになる快感

date: 2013/08/01 18:00
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昨日購入した「Sentinel」ですが、これが非常に面白い!
特長である、ユニットの攻撃が音楽とリンクする部分が楽しいのはもちろんのこと、タワーディフェンスの部分だけを見てもやり応えのある良作です。


中心部に位置するコアに向かって来るウイルスを、「Sentinel.exe」というセキュリティープログラムで守るというのが本作の主な流れ。
攻撃は、ステージ上を左から右に流れていくバーがプログラム(各ユニット)を通過したときに行われ、このときにサウンドエフェクトが鳴ります。
そのSEはBGMと一体になり、曲の新たな面を見せてくれます。
ゲームをプレイすることが曲作りにもなるという面白い仕掛けになっているのです。

TDパートはクリアだけなら簡単なものの、パーフェクトを出すのが難しく、リトライは必須です。
しかしこの仕掛けによって、やり直すたびに違う音楽に出合うことができるので、苦にはなりません。

合間には「ボーナスステージ」と呼ばれる、パズル的な解法を要求されるレベルもあって、これがちょうどいい箸休めになっています。
これらを含めた全体のボリュームにも満足できるはずです。

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TDパートを難しくしているのは、管理すべきリソースが複数ある点。
右下にあるのがリソースパネルになっているのですが、順に、

  • パワー・ストレージ
    プログラムを動かすときに必要な電気のようなもの。プログラムに複数供給すれば強化されるが、総和は決まっている
  • レベルアップ・トークン(勝手に命名)
    プレイ中に(特定の?)敵ユニットを倒すと出現。プログラムをレベルアップしたり、コアからアイテムを出すときに消費される
  • ルーズ・データ
    お金。プレイ中に画面上部から降ってくる。プログラムを設置するときに消費される

となっています。
中でもパワー管理が結構厄介で、敵の数が少ないレーンから多いレーンにパワーを回すなど、状況をよく見て適切な入力をしなければいけません。

このゲームバランスですが、常に緊張感があって面白い反面、細かいパワー管理で気をつかう中、レベルアップ・トークンとルーズ・データを拾い集めるのは操作量が多くなりすぎて大変という印象でした。
十分なユニットを設置しきって、順調に敵が削れて行く様子をニヤニヤしながら見るのが好きな自分としては、少し残念。
この2つに関しては、時間経過で自動的に貯まる仕組みでも良かったかと思います。

また、いくつか気になった点もありました。
まず、特定のウイルスに効果のあるプログラムの使い所がわかりにくく、特殊なウイルスについても説明が省略されている場合があります。
何度か使ったりやり直したりしているうちに段々と理解できるようになるものの、初見ではその唐突な出現に面食らうこともあり、理想的な学習曲線が描かれているとは言えません。
加えて、背景のモーションが大きくて目が疲れるステージが何個かあって、「ちょっとこれは修正して欲しいなー」と感じました。

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グラフィックもサウンドもレベルが高く、さらにそれらの要素が上手く融合している一作です。
TDとしてもしっかりした出来で、難しくも楽しいゲームプレイが待っています。

公式サイト(Humble Store経由)では10ドルで販売中。
また現在、Steam Greenlightで支援を受け付けているので、気になった方はチェックしてください。

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