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メイキング・オブ・「アラサーコンバット」

date: 2012/12/01 15:14 | update: 2013/02/26 13:32
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Guns of Icarus Onlineマルチプレイ実況動画「アラサーコンバット」も5本動画を作り、このゲームで「自分たちがやりたかった遊び方」と「未プレイの人に見せたかった要素」はすべて消化したので、メイキングという名の感想を書き残しておきたいと思います。

シリーズの今後については、正直あまり詳しく考えていません。
そもそもが今までも、「動画を作るためにゲームをプレイしている」のではなく「ゲームをプレイした結果面白かったから動画にしている」というスタンスなので、それはこれからも変わらないでしょう。


「アラサーコンバット」メイキング

GoIOとの出合い

「Guns of Icarus Online」のファーストインプレッションでも書いたとおり、このゲームの問題点はアクティブプレイヤーが少ないこと(過疎)とそれに付随してマッチング関係の段取りが悪いこと、致命的なバグが存在することでした。
しかし実際のゲームプレイは、そんなマイナス面なんて軽く吹き飛んでしまうほど魅力的で素晴らしいものでした。
飛行船による空中戦というテーマや、スチームパンクというモチーフだけでも十分に興味深かったのですが、根幹となるゲームデザインの魅力――PvPとCo-opという二大要素が上手く融合した、絶妙なゲームプレイが特に光っていました。

「これは4人揃って遊べば絶対に面白い!」
開発元との交渉でベータキーを貰う幸運に恵まれ、実際に4人でプレイすることで、その直感は実感に変わったのです。

ゲームプレイとプレイ動画

個人的に、「実際のゲームプレイに勝るプレイ動画はない」と考えています。
「ゲーム」という媒体である以上、実際に自分が操作するのが一番面白いし、そうやって味わうのが礼儀・流儀でしょう。
また逆に、見ただけでプレイした気分にさせてしまうような動画も、作るべきではないと考えています。

自分が作るゲーム動画の主題は、どれも「マイナーゲームの紹介」「ゲームプレイの提案」の2点に集約されます。
当たり前のことですが「紹介したい」という目的は、動画を公開した時点でほとんど果たしたも同然です。
気をつけるべきはその前段階、つまり動画制作のときにゲームが本来持っている魅力を消さないように注意しなければいけません。
要素を入れすぎて迷走したり冗長(=退屈)になったりしないように……。
まずはわかりやすい話の起承転結を考え、そのプランになるべく沿うように編集しています。

「アラサーコンバットシリーズ」を作った目的

本シリーズを作るにあたっては、まず、ゲームプレイを「提案したい」という気持ちが強くありました。
開発元が用意したトレイラーやレビューサイトの記事だけでは、本作特有の面白さが伝わりにくいだろうことが明白だったからです。
この作品の面白さは、「個々のプレイスキルから生まれる効率的な勝利」よりも、「適当なチームワークから生まれる偶発的な好プレイ」にあると思います。
自分たち4人が手探り状態で経験したその部分を伝えるべく、動画を作りはじめたわけです。

「こうすればもっと面白くなる」「逆にこういう楽しみ方もあるよ」というゲームプレイのヒントを各回に入れています。
具体的に、シリーズを作る前にメモしておいたのは以下の5つ。
中でも「9時方向敵機」とか「主砲撃てー!」とかいうゴッコ遊びは、誰が言うでもなく自然と生まれたもので、アクションゲームや軍事ノリが好きな人なら、この楽しさは共感できるのではないでしょうか。

  • オーソドックスな試合展開を使った、ゲームの基本的な解説とルール
  • 極端な武器構成の船
  • 3つのクラスは一通り見せる
  • チームワークのよさと、それを培う過程
  • ゴッコ遊び(ロールプレイング)
気がかりなのは……

ただ勘違いして欲しくないのは、あの動画のようにプレイするのが「正解」ではないということです。
あれはあくまで「提案」なだけで、それを強要するものではありません。
だから装備をじっくり吟味して冷静にプレイするのもいいし、一発の火力に賭けるのもいいでしょう。
もっと自由な発想でこのゲームをプレイしてくれることを願っています。
それと、行き過ぎたロールプレイングは寒いので注意。

もうひとつは、1人でプレイする場合のパブリックゲーム(pub; いわゆる野良試合)について。
このゲームは乗組員同士のコミュニケーションが重要で、テキストチャットやボイスチャットは有用です。
それは裏を返せば、他のプレイヤーの働きや意図が見えにくいゲームデザインになっているとも言えます。
特にpubでは、その問題が浮き彫りになることでしょう。
その場合、意思の疎通不全や考え方の違いで引っかかることも多くあるでしょうが、ある程度大目に見る度量が必要であると感じます。
本作のゲームデザインを理解せず、他人に文句を撒き散らす傲慢なゲームプレイが本当に楽しいとお思いなら、止めませんが。

余談

タイトルについては「水曜どうでしょう」をもじった「空賊どうでしょう」と、「エースコンバット」をもじった「アラサーコンバット」の二択で迷ったのですが、ロゴを作ってしっくり来た方を採用しました。あとは、「マイクラどうでしょう」のときに全く同じ名前を付けた動画や生放送を後から見かけていたので、どうせなら今回は誰も思いつかないだろうタイトルにしたかった、というのも理由のひとつです。

オマケ

Twitterの方に投稿していたものですが、「取舵」と「面舵」の簡単な覚え方。

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