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「Death Rally」タイトルが潔いアクションレース

date: 2012/11/11 17:30
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Steamにてフリーウィークエンド+セール中の「Death Rally」をプレイしました。
本作は見下ろし型のアクションレースゲームで、装備した武器で敵車を攻撃しつつ1位を目指します。

「Death Rally(死のラリー)」というやけに簡潔なタイトルが気になって調べてみたところ、元々は1996年にMS-DOSでリリースされた由緒正しきゲームらしく、2009年にWindows移植版が無料でリリースされていたそうです。
さらにその後、2011年にはリメイク版がiOS向けにリリース、2012年にはその移植版がWindowsとAndroid向けにリリースされています。
今回Steamでフリーウィークエンドを行っているのは、そのWindows向けリメイク版というわけです。

ちなみに開発元はフィンランドの「Remedy Entertainment」。
「Max Payne」(初代と2)や「Alan Wake」のデベロッパーとして有名ですね。


iOSやAndroidでもリリースされたタイトルということでようやく納得がいったのですが、本作の操作性はやや特殊です。
見下ろし型のレースゲームと言えばいわゆる「ラジコン操作」が基本で、アクセル・ブレーキは自車の前後の方向に直線的に働き、ステアリングも自車の向いている方角を基準に切っていくタイプばかりです。
しかし「Death Rally」はそうではなく、コントローラーの左スティックを入れた方向に車が進む直感的な操作になっています。
とはいえ車には最小回転半径が設定されているので、コーナーを曲がるときには車の動きに先んじる形でスティックをグルっと回してやる必要があります。
最初は戸惑いましたが、慣れてくると少しだけ先行入力するこの感覚がなかなか面白く、思ったとおりに操れたときは楽しく感じます。
車のドリフト感やドラム缶の爆発による小気味良さも相まって、なかなか爽快です。

カジュアルなアクションレースとしてはポジティブに評価したいレベルの作品ですが、残念ながら不満点がいくつか存在します。

第一に、バトルとレースのバランスが悪い点。
コースはそれほど長くなく、3周の1レースは約2分で終了してしまいます。その割りには車の耐久力が高く、あとちょっとのところで逃げ切られることもしばしば。
前方の車両に対して追いつく方法は、コース上にある箱を破壊してランダムで出てくる加速アイテムを使うことのみで、レースに集中されるとどうしても勝てません。
そのアイテム箱の耐久力も謎で、やけに硬いことがあり、中のアイテムを取り出し損ねることもあります。

第二に、アンロックシステムが面倒な点。
コース上には新しい車・武器・コースのパーツが落ちていることがあり、それを一定数集めることでアンロックされます。
ただし1レースで2・3個パーツをゲットできればいい方で、1時間以上ぶっ続けでプレイして、ようやく車2台・武器3個というペースでした。
また敵車を破壊することでもこのパーツは入手できる場合があるのですが、前述の通りゴールまで逃げ切られる可能性も高いのでなかなか難しい選択となっています。

車と武器についてはレース後の報酬でアップグレードが可能です。
また車の耐久力の回復にも使われます。
この報酬は基本的には順位によって変動し、敵を倒した数などでも多少増えます。つまりレースにおける目的は、「1位を目指しながら敵車をたくさん倒し、ついでに耐久力の消耗を避けてゴールする」ということになるわけです。

今までの説明でお分かりの通りそれらを両立することはほぼ不可能で、具体的にプレイヤーはレース(順位による基本給)を取るかバトル(破壊によるパーツドロップ)を取るかの選択を迫られます。
開発側としてはそれでゲームバランスを取っているつもりかもしれませんが、プレイヤーとしてはかえってストレスのたまるゲームデザインになっていると言えるでしょう。

最後に本作のマルチプレイヤーモードのマッチングについて。
画面下部にある「MULTIPLAYER」の項目からマルチの設定をオンにし、その下にあるテキストボックスに「合言葉」を入力します。
一緒にプレイしたい人に同じ合言葉を入力してもらい、コース選択画面の右端にある「FRIENDS」というボタンを同じ時間帯に押すことでマッチングされるようになります。
これが正しいマルチのプレイ方法なのかはわかりませんが……。

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