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レースシム「Project CARS」への投資

date: 2012/07/04 22:23 | update: 2012/07/05 07:55
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Steamのサマーセールも来ないし、仮に来たとしても現状で喉から手が出るほど欲しいゲームもないし……ということで前から興味のあった「Project CARS」のアルファ版に出資することにしました。
「出資」などと言うと大仰ですが、要するに未完成品の開発費をユーザーが支払うシステムで、その見返りとして制作途中のアルファ版をプレイさせてもらえるわけです。

このクラウドファンディングという手法は、「Minecraft」をはじめとするインディーズゲームや「Kickstarter」のような専門サイトの登場で最近注目を集めていますね。
Project CARSを制作している「Slightly Mad Studios (SMS)」は、過去に「Need for Speed: Shift」と「Shift 2: Unleashed」を制作したイギリスの開発会社です。ご存知の通りこの2作のパブリッシャーは「EA」でしたが、その後SMSはパブリッシャーからの制限(予算やスケジュールなどの諸々)にとらわれない新しい開発方式「World of Mass Development (WMD)」にてProject CARSを立ち上げ、今に至ります。


「WMD」などと大袈裟な名前を付けていますが、このポータルサイトはフォーラムを上手いこと活用した手作り感にあふれるものになっています。
もちろん悪い意味ではなく、開発者とユーザーの距離が近くて好感が持てます。
WMDで進行中のプロジェクトは、現在のところProject CARSだけですが、これが成功したら他にも追加されていくのでしょう。

ユーザーは出資額によってランク付けされます。
一番安いプラン(Junior)は10ユーロで、毎月リリースされるビルドをプレイできます。
当然、後から差額を支払って上のプランに移行することも可能なので、最初はJuniorで様子を見て、気に入ったらアップグレードするのが賢明でしょう。
一つ上のプラン(Team Member)は25ユーロ(Juniorからなら+15ユーロ)で、毎週リリースされるパッチを適用することが可能になります。

正直に告白すると、過去にSlightly Mad Studiosが作った「Need for Speed: Shift」も「Shift 2: Unleashed」も触りましたが、操作感が体に合わないという決定的な理由から好きではありませんでした。
ゆえに過度な期待は持っていませんでしたが、コミュニティーの意見が反映されて大分良くなったという話を聞いて「10ユーロ程度ならいいか」と、挑戦してみることにしたわけです。
最初のうちは一周コースオフせずに走るのがやっとでしたが、徐々にコツをつかみ、苦戦しながらも楽しめるレベルには到達できました。
実際、前作よりもフィーリングが良くなっているのは間違いなく、Shiftシリーズの後継作として幸せな方向に進んでいるのだと感じさせてくれる出来でした。

ISIの「rFactor 2」やSimBinの「GTR3」など名だたるレースシムの後継作が発表される中で、本作がどういった立ち位置になるのかも気になるところです。

試しにレースモードで敵車数を最大の41台(自分を含めるとトラック上に42台)にしてみたの図。

ライセンスが取れていないものが架空の名前になっているのはご愛嬌。

メニュー画面のインターフェイスは、「まあ、PCゲームのレースシムってこういう無骨な感じだよね」といった具合を抜け出せていませんが……。

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