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ポジティブなバカ、「Driver: San Francisco」

date: 2012/06/18 20:01 | update: 2012/06/22 20:06
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Steamでセール中の「Driver: San Francisco」を購入し、最初の方を少しだけプレイしました。
去年のリリース時には、Driverシリーズという存在自体知らなかったことや、似た感じのGTA4を積んだままにしていたこともあって購入を見送ったタイトルなのですが、今になってその判断を後悔しています。
個人的にはかなり好きな毛色のゲームです。

レースゲームにストーリーを付けるという試みは、過去何度か行われてきました。
自分が高校時代にはじめて買ったレースゲーム「R4(RIDGE RACER TYPE 4)」などはまさにそれ。レーサーとして世界を転戦する中で、様々な事情を抱えるオーナーやチームと共に勝利を目指すというシナリオが各レース間に挟まっていました。
しかしその多くは「ストーリーモード」と呼ぶよりは「キャリアモード」と呼んだ方が正確で、どれもこれも新人ドライバーがチャンピオンを目指すような似たものばかり。あくまでレースのオマケ、マンネリ打破のギミックでしかありませんでした。


「Driver: San Francisco」のストーリーは、犯罪王Jerichoの護送を、サンフランシスコ市警のTanner刑事とその相棒のJonesが見届けようとするシーンから始まります。
この辺は前作までのあらすじといった具合。

さて冒頭、案の定Jerichoは逃げおおせるわけですが、その過程がすごい。
報道ヘリに紛れ込んでいた彼の一味(元軍人の美人さん)がハイジャック、そこから護送車の周りにいたパトカーをRPGで狙い撃ち。車内にいたJerichoは配下の看守から密かに受け取った(おそらく)強酸カプセルを使って手錠の鎖を溶かし、護送車を乗っ取って逃げたのです。
もう実にバカバカしい脱走劇なわけですが、登場キャラクターの顔や声の演技・カメラワーク・音楽などが上手く合わさって、海外ドラマによくある「憎めないB級感」が出ています。
さらに笑えるのが、Jerichoを追う中で事故にあってしまったTannerが「SHIFT」と呼ばれる「幽体離脱 + 憑依」能力に目覚める点で、話がここまで突き抜けていると逆に楽しい気分にさせられます。

ストーリー的なこじつけには無理があるものの、SHIFT自体は非常に画期的で面白いシステムです。
これを使えば簡単に他の車に(文字通り)乗り移ることができるわけで、つまり、プレイヤーキャラクターを降車させて他の車のところまでジョギングし、その車の運転手を引き摺り下ろして車泥棒するという面倒な手順は必要ありません。
GTAに代表されるクライムアクションとの違いはまさにここ。ありがたいことにそのおかげもあって、約150種の実在する車両のライセンスを取得、ゲーム中に登場することができるようになったそうです。

SHIFTを使うことで従来のキャリアモードとは異なり、他人の人生で様々なレースを楽しめます。
単なるタイムアタックだけではなく、横柄な態度の教習所の教官を”ドライビングテクニック”でビビらせるといった変り種もありプレイヤーを飽きさせない工夫がしてあるようです。
運転してみた感じは、車重が軽くて随分と跳ねる印象でしたが、カジュアルなレースゲームとしては合格ラインの操作感でした。TPSゲームによくあるデタラメな挙動ではなかったので一安心。

残念なことにPC版には日本語ローカライズが存在せず、日本語化するModもないため、車を運転している最中に必死で英語字幕を読む必要があります。
とはいえ他のUbisoftのゲームとは異なり「字幕を表示する」ことは可能なので、長いデモシーンでも文字さえ追っていけば何とかなるでしょう。

ちなみに、Ubi独自のDRM兼コミュニケーションツールとして「Uplay」が採用されています。
SteamやOriginやGfWLと同じ機能を担うわけですが、ゲームをプレイするに当たってUplayへの登録が必要になるので注意してください。

今回の75%オフセールは日替わり品のため、あと数時間で終了してしまいます。
この機会をお見逃しなく。

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