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PLAYISMにて日本語版「SONAR」配信開始

date: 2012/02/27 12:00
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2月14日から「PLAYISM」にて、ステルスサバイバルホラーゲーム「SONAR」の日本語版(字幕)が配信開始になりました。価格は250円。
SONARは、暗闇に落とされた主人公が「SONAR-O-MATIC 3000」と呼ばれる音波探知測距装置を使って脱出を試みるという2Dアクションゲームです。
耳を澄まし、敵の裏をかき、ゴールを目指しましょう。

今回もPLAYISMさんからプレスリリースとクーポンコードをいただきました。
MF2dlogではプレスリリースの内容を丸写しするのではなく、「ちゃんとプレイしてみて、面白かったら記事を書く」というスタンスのため、遅くなってしまって申し訳ないです!

本題から逸れてしまいますが、話題のアート系インディーズゲーム「Dear Esther」の日本語版もPLAYISMからリリース予定とのことです。このゲームはグラフィック面が注目されがちですが、ナレーションパート(断片的なストーリー)も重要なウェイトを占めているので、これを是非とも日本語で楽しみたいという多くの方には朗報でしょう。個人的にもとても期待しています。


確かに面白いが難し”すぎる”、「SONAR」

タイトルにもなっている「SONAR(ソナー; Sound Navigation and Ranging)」とは、音波によって物体を探知・測距する装置のことを指します。
一般的にソナーは船舶向けの水中用装備であり、陸上では電磁波を利用したレーダー(Radio Detection and Ranging)を使います。であるにもかかわらず、わざわざこのゲームでソナーを使っているのは、ゲームデザインに「音」という要素が大きく影響しているからだと思います。

スタート地点である地下16kmの洞窟は真っ暗闇(正確には黒一色ではなく、HUDの明かりや灰色の集中線がうっすらと画面に描かれていますが)。
プレイヤーは、歩く(走る)・石を投げる・SONAR-O-MATIC(ソナー)を使うことで「音」を発生させ、その反響によって壁の位置や距離を把握します。

最初のうちはソナーを「ピコーン・ピコーン」と鳴らしながら道を探していればいいのですが、途中から状況が一変します。プレイヤーが発する音を探知する「敵」が現れるのです。
敵は自分よりも足が速く、自前のソナーもどきで周囲を警戒しています。こちらがソナーを使ったら最後、敵に自分の位置が知られあっという間に追いつかれてしまうのです。「能天気にソナーを打ったら敵がそばにいた!」なんてときには心臓の音が大きく跳ね上がるはずです。
上手いこと敵から隠れたり、遠くの壁に石をぶつけて注意を向けさせたりしながらゴールを目指します。

落ちているアイテムなどから、断片的ではあるもののストーリーを垣間見ることができます。決して説明不足というわけではなく、プレイヤーの想像力に上手く働き掛け、敵が何者であるのかわからない怖さを煽ってくれます。

肝心の日本語訳は?

使われているビットフォントが、ゲームの世界観を壊すことなく溶け込んでいてとても良い感じです。

翻訳に関して、落下地点が「crash site」(未翻訳?)となっていたり最初のフロアの出口が「終了」(もちろんゲームは次のフロアに続く)となっていたり引っかかる部分が少しありましたが、その他の部分では問題なく楽しめます。特に落ちているアイテムに触れることで表示されるダイアログは、断片的であるために正確な訳が難しかったでしょうが、SONARのホラーな雰囲気がとても良く伝わってきます。

根本的なゲームデザインの問題点と、悪い意味でインディーズゲームらしい”不便さ”

このゲームのバランスは、自分の歩行・投石・ソナーを「アクティブ・ソナー(能動的な把握)」として使い、反響や敵の歩行音の聞き取りを「パッシブ・ソナー(受動的な把握)」として使うことで成り立っています。
しかし後者の「音」の探知については人間であるプレイヤーがCPUである敵に勝てるはずもなく、「うわー、何かが迫ってくる音がするんだけど、どこから来るのかわからない!」と恐怖に負けてソナーを打ってしまったら敵さんと鉢合わせということが何度もありました……。
「敵の位置がわからない → マップもわからない → 把握するためにソナーを打つ(あるいは石を投げると思ったよりも近くに壁があった) → 敵にバレて詰む」というのは、難易度が高いのではなくバランスが悪いという印象を受けます。実際の潜水艦同士の戦闘でもそうなのでしょうが、水域の海図(マップ)を持っていてはじめて位置の読み合いが成立するはず。
この辺は何かコツや慣れがあるのかもしれませんが……。

それからゲーム自体の問題ですが、設定項目がありません。
そのため、このゲームプレイに直接関わってくる音量はOS側で調整する必要があります。またフルスクリーンが固定設定な上に、アスペクト比が4:3から変更できません(ワイドディスプレイの場合、全体にフィットするように横に引き伸ばされてしまいます)。
加えて、インストールした直後に有無を言わせずゲームが起動するのも不親切です。

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