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「Lara Croft GoL」相方と前転を競い合う

date: 2011/07/24 18:00
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「Lara Croft and the Guardian of Light」のシングルモードをクリアしました。
途中アーティファクト(本筋から外れたサブクエスト的な部分で取れるアイテム)を見落としたり、あるいは同じ部分で詰まって「生まれては死ぬ」を繰り返したりとサクサク進んでいたわけではないのですが、「よし、もう1ステージだけやるか」と言いながら結局最後までプレイしてしまいました。
難易度的には、おそらくこういうアクションが得意な人ならヌルイと感じるレベルでしょうが、個人的には割と歯ごたえのある印象を受けました。オートセーブ付きの細かいチェックポイント機能があるため、自分と同じような初心者であってもモチベーションが下がることなくプレイできるはずです。


Co-opはシングルのマップと基本的には同じですが、パズルの解き方が少し異なっています。
シングルではLaraひとりで槍を投げたりフックショットを引っ掛けたりとやっていたことを、マルチではトテック(相方)に足場になってもらってララ(自分)がジャンプ、上からトテックをフックで引き上げる、というように進み方の幅が広がっています。このゲームは2010年に発売されたものですが、今年発売されたばかりの「Portal 2」のCo-opに通じる面白さがありました。
Portalに似ているといえば、マップの使いまわし方もとても上手いのです。1ステージのマップは狭くて行き来できる部分もそれほど多くないものの、舞台装置のオン・オフの組み合わせなどによって同じ場所を「さっきとは違う意味を持つ場所」として再訪させることに成功しています。

明らかにソレとわかっていても、踏んだ足場が端から崩れていくようなインディー・ジョーンズ的演出には毎度(いい意味で)緊張させられますし、ジャンプ・前転回避・射撃といった一連のアクションがスムーズに決まる爽快感もあり、フルプライスのアクションゲームに負けない魅力のあるゲームになっています。
唯一残念なのはメインストーリーが「よくある冒険譚」的で退屈なところですが、これは「お約束」なのだと好意的に受け止めてあげれば、案外楽しめるはずです。

本当にいいゲームでした。
当然フルプライスではないからこそ、マップの使いまわしや陳腐なストーリーが「ギミック」としてユーザーに受け入れられ、許されているわけですが(要するに「この安さでこの内容ならば、よく出来ている」と思わせることに成功している)、それが同時に完成度の高さにつながっていることにも注目すべきでしょう。
グラフィックやキャンペーンボリュームなどのハードルをあえて下げ、出来る範囲の内容を煮詰めるだけ煮詰めて完成度を上げるという手法は、技術・時間・予算的制約の多いインディーズゲームやダウンロード専売ゲームなどにおいて正しいゲームデザインの方向性だと思います。
今回のLara Croft GoLや、前述のPortal、BIT.TRIP RUNNERなどを自分が好きなのは、そういう哲学的な部分が見えるからなのかもしれません。

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