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メイキング・オブ・「マイクラどうでしょう リターンズ」

date: 2011/05/13 18:47
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Minecraftマルチ実況動画「マイクラどうでしょうシリーズ」は当初の予定通り全5回で完結しましたが、その直後にマルチプレイヤーモードの方に大規模なアップデートがありました。
追加要素(といってもシングルに近づいただけですが)によってマルチにおけるプレイ性にどういう変化が訪れたのか、加えてマルチならではの楽しみ方を紹介したくて制作したのが、シリーズ特番回として位置づけた「リターンズ」です。

今回は特別編・番外編、2つの「リターンズ」について、メイキングという名の感想を書き残しておきたいと思います。


「マイクラどうでしょう リターンズ」メイキング

シングルと同様にモブ(特にクリーパー・ゾンビ・スケルトン)が機能しはじめたことで、大きな変化がありました。
夜間の外出や洞窟探検には「死」の危険が待ち受けていて、そこにまつわるドラマ性が増えたのです。

リターンズ(特別編)は、調査隊が巨大洞窟内で1人を残して壊滅させられたところから始まります。
この回では特に、ストーリーの「起承転結」に気をつけて制作しました。

  1. 起: 調査隊が壊滅した! ヤスミンを助けにいくぞ!
  2. 承: 合流したが、クリーパーの爆発力が強い! 生きて帰れるか?
  3. 転: 全員無事生還……しかし、それは編集トリックによる演出だった!
  4. 結: 実はフレンドリーファイアで撲殺しちゃってた(・ω<) でも楽しかったね。

Minecraftにおけるデスペナルティーは、現地にアイテムをぶちまけてしまうことと、リスポーンポイントまで戻されることの2点だけです。
つまり1回死んだとしても、装備を整えてからまた現地に向かった方が効率的です。
しかし自分たちはそうしませんでした。言うなれば効率プレイの対極にある浪漫プレイ、瀕死の遭難者に回復アイテムを渡す冒険の旅に出発したわけです。

Minecraftのゲームデザインを超えた部分で、プレイヤーが独自に面白い部分を作っていく……マルチの面白さはこういうところにあると再認識しました。
今回の場合、それは「遭難者を救助しに行く」というロールプレイング(とロールメイキング)であり、自分たちの作ったルールに従ってプレイや会話をすることの楽しさが伝わってくれるといいなと思います。

Minecraftの面白さと、マルチならではの笑い

自分なりにMinecraftをプレイしたり他の実況動画を見たりして分析したこのゲームの面白いところは、以下の2点にまとめられます。

  1. 偶発的な事故による「笑い」
  2. 芸術的な完成度による「感心」

動画についてのみ具体的言及をするならば、前者はクリーパーの爆発などに代表される視覚的にわかりやすい面白さであり、後者は大規模建築やディテールにこだわった内装などのこれまた視覚的な面白さです。
特に後者に関して言えば、作り込みの多さがそのまま感心の度合いにつながるため、どうしても制作時間が長くかかってしまいます。それゆえ多くの実況動画(日常生活系)においては、短サイクルで制作可能な前者の面白さが多用される傾向にあります。

確かに、クリーパーの爆発や溶岩による損壊、あるいは迷子・落下・海難・炎上などの事故は、それ自体が視覚的で、Minecraftに詳しくない人にもわかりやすい笑いの形態と言えます。
しかしそれらはもうすでに使い古され、見る側も慣れ切ってしまい、行為自体が面白かった段階は過ぎ去ってしまいました。
結果、「その行為は面白い(とみんなが思っている)」という共通認識によって、脅迫的な「笑いを強要する笑い」に陥っているように感じられて仕方ありません。「クリーパーが出てきたら、『匠www』って言えば面白いんでしょ?」という反射が、見る側に出来上がってしまっているのです。

そういった飽和状態に一石を投じることができないかと考え、今更(撮影から5ヶ月も経過して)制作したのが最新作のリターンズ(番外編)です。
Minecraftならではのアクシデント的な笑いはあくまでギミック程度でとどめておき、特別編で見つけることができた「マルチならではの笑い」をより前面に押し出すことを意識しました。
それはつまり、プレイヤーのパーソナリティー(個々の発言や行動)の面白さに他なりません。
ちなみに各セリフに発言者の名前を追加しているのも、その部分をわかりやすく強調したいという狙いがあるからです。

だからこそ特に、少しMinecraftに飽きてきた「通」の人に見てほしいと願っています。

今後の予定

よく聞かれるのでお答えしておきたいのですが、現在のところ次回作の予定はありません。
「リターンズ」についてもこの2作で完結したつもりですし、他に付け加えることはないレベルの完成度だという自信(過剰)を持って公開しています。
加えて、偶発的な「笑い」を狙った作品は誰かしらの二番煎じになるだけなので、マイどうシリーズとしてこれ以上作る意味はないと考えています。
(それ以外の面白いネタができたら、そのときは制作することになるでしょうが……!)

その代わりに今は、2つ目の面白さ、芸術的な「感心」の方に興味が向いています。
海外のフォーラムや写真共有サイトなどで、ブロックを組み合わせるテクニックを見てはそれを真似したり発展させたりして、楽しんでいます。
これは先述の通り、構想・作業ともにとにかく時間がかかるので、制作動画のスパンを埋めるために、ニコニコ生放送やブログ・Twitterなどで進捗状況を報告していく予定です。

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