entry

動画を撮影するならどっち? Fraps vs. Dxtory

date: 2010/05/21 21:00
|

この記事は2010年5月現在のもので、その後のバージョンアップにより機能が変更になっている可能性があります。

普段プレイしているPCゲーム(特に3Dゲーム)の多くには「DirectX」というプログラムが使われています。そのため、これらのゲームのスクリーンショットと動画を撮影するには、その機能がゲーム自体についているか、外部のソフトを併用する必要があります。実際に自分も、YouTubeニコニコ動画にアップロードしている動画は外部ソフトを使っています。

その中でも特に一般的に使われているのは、「Fraps」と「Dxtory」でしょう。
どちらも全機能を使うには登録が必要なシェアウェアですので、購入の目安になるように機能の比較表を作成しました。


機能の比較

主な機能の比較
項目 Fraps Dxtory 備考
バージョン 3.2.2 1.0.89  
価格 37ドル 3,600円  
FPS表示 ○(実際のフレームレートと録画フレームレートの両方が表示可)  
スクリーンショット BMP・JPG・PNG・TGA BMP・JPG(品質調整可)・PNG・TGA  
リピートスクリーンショット 一定時間ごとに撮影する機能
マイク録音 ○(スピーカーとは別に録音される) ただしOSはVista以上のみサポート
非同期撮影 ○(3.1.0以上) 実際に表示されるフレームレートと、録画フレームレートを同期させない機能
スケーリング フルサイズとハーフサイズのみ パーセントとサイズ指定から選択可 録画ファイルの画面サイズを変更する機能
個別設定 × 対象ソフトごとに録画設定が保存される
無視設定 × 対象にしないソフトを設定する機能
ビデオコーデック デフォルトの圧縮のみ 4段階から選択可。さらに外部コーデックも利用可 録画時に圧縮する機能
分割録画 4GBごとに強制的に分割 分割されない。複数HDDに分散録画は可  
スクリーンショット

BMP(ビットマップ)形式だとファイルサイズが大きすぎて、連写しているとあっという間にHDDを圧迫するため、JPGでの出力機能があるとかなり助かるはずです。最近のバージョンからDxtoryもJPG撮影が可能になったので、この機能に関して両ソフトに差はほとんどありません。
ただ、Dxtoryの方がわずかにJPGの画質が劣化している気がします……。

マイク録音

VCごとゲーム音声を録音したい人にはかなり気になる機能だと思いますが、両ソフトともにOSがVista以上ならば対応しています(XPの場合はステレオミキサーを使うか、別の録音ソフトで同時録音する必要があります)。

なお、Dxtoryは少し特殊で、1つの動画内にスピーカーとマイクの2つの音声チャンネルが存在します。このため撮影終了後の編集段階でもマイク音量の調整が可能になります。しかし動画編集ソフトでは2系統の音声を処理する機能がついていないことが多いため、動画ファイルから一度音声を分離させ、編集ソフトで再度同じタイムラインに乗せてやる必要があります。

非同期撮影

プレイ中の実際のフレームレートと、録画するフレームレートの同期を切る機能です。例えば録画フレームレートが30fpsで実際のフレームレートと同期されてしまった場合、コマ落ちしているために普段よりも操作しにくいはずです。最近のバージョンからFrapsでも同期オフの設定ができるようになったので、この機能に関して両ソフトに差はほとんどありません。

スケーリング

Frapsではフルサイズかハーフサイズしか選べません。ただし、ゲームソフト側で解像度を調整することで録画サイズを変更することは可能ですし、撮影後の編集段階でも調整可能なのでそれほど重要な機能ではないでしょう。

ビデオコーデック

録画ファイルサイズは超巨大です。
Frapsはコーデックを選択できませんが、もともとある程度は圧縮されるようで、HDサイズ(1280x720px)で1分1GB程度の容量になります。
DxtoryはHDサイズで最高画質設定の場合、たった1分で3~4GBになります。長時間の録画やHDDの空き容量に不安がある場合は、圧縮設定を使う必要があります。
とはいえどちらも画質に劣化はあまり見られないのでご安心を。

個人的な感想

実は最初はFrapsを使っていたのですが、当時はフレームレートの非同期機能がなかったためにFPSなどのアクションゲームを録画できず、Dxtoryに乗り換えた経緯があります。ただしDxtoryは前述のとおり音声の2系統録音で手間があったりファイルサイズが大きかったりと、実際に使い比べてみて一長一短だと感じました。

更新頻度が高い上にフリー版は広告表示だけで全機能を使うことができるので、ゲーム動画撮影に興味があるならばまずはDxtoryを試してみてください。個人的にもこちらの方が、細かい設定ができるのでオススメです。

Frapsの長所
  • 設定項目が少なくて楽
  • ファイルサイズが比較的小さい
Frapsの短所
  • 4GBの強制分割のおかげで、編集が面倒
  • 無視設定がないのでDirectXを使っているウインドウには片っ端からフレームレートが表示される
Dxtoryの長所
  • 設定項目が多いおかげで柔軟に対応できる
  • ファイルが分割されない
  • 無視設定が便利
Dxtoryの短所
  • ファイルサイズが大きい
  • 録画停止時に固まることがある
  • 音声を2系統録音すると、編集が面倒

関連するリンク

関連する記事

2 responses

Fraps 3.5.99 /#2728

date: 2013/09/10 03:47:16

Fraps 3.5.99
4GBによる分割/非分割選択可能

He is a heavy smoker. /#775

date: 2010/05/23 20:20:54

キャプチャソフト「Bandicam」を試してみる

Toyosaki Aki – GO!GO!MANIAC (miccoliasms) [Hard]

高画質ビデオキャプチャーBandicam

いつも動画を撮影するときは「Fraps」を使用していましたが、今回の…