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date: 2009/11/07 12:00 | update: 2009/11/08 00:43
| category: その他のゲーム
Tale of Talesの最新作、「FATALE」がSteamで取り扱われるようになったので、早速プレイしてみました。6.99ドルで購入可能です。
この「FATALE」は、副題に「EXPLORING SALOME」とある通りオスカー・ワイルドの「サロメ」に着想を得て作られたもので、もはやゲームというよりはTale of Tales版のサロメといった感じの芸術作品になっています。
サロメといえば、そのオスカー・ワイルドの戯曲とそれを基にしたオペラが有名でしょう。さらに芸術的な観点から言えば、オーブリー・ビアズリーの挿絵も強烈な影響を与えています。
ちなみに、実はToTの前作「The PATH」のRubyパートでもサロメを思い出させる一節がありました。
「FATALE」は、「IN THE CISTERN」「ON THE TERRACE」「IN THE SUNLIGHT」の3部から構成されています。
いつもながらのキレイな背景美術、ゾワっとする音楽が素晴らしいです。フォントもセンス良く、徹底した世界観の構築の仕方はさすがだなと思いました。
ただ1点だけ、これはもう半ば諦めているというか試練というか、いつも通りの操作難は待ち受けています。ToTもこれでは不親切だと思ったのか、ESCキーからメニューを出して「CONTROLS」と「INSTRUCTIONS」を開くと、各パートで何をどう操作したらいいのか若干ネタバレ気味に説明してあります。ToTだから許される驚きのゲームデザインです。
またゲーム自体は、単調な作業の繰り返しでほんの数分で終わってしまいます。正直、極端に短い「FATALE」に7ドルというのは割に合っていませんが、個人的には「7ドルをToTにお布施した」くらいの気持ちでプレイしていました。
「井戸」「7つのヴェールの踊り」「ヨハナーンの首」など原作に忠実な部分と、「ギターとアンプ」「iPodユーザーなサロメ」「マッチに書かれた『Salome 585-0050 CALL ME』というお誘いの文句(なんつーロイヤルビッチ!!!)」などアレンジした部分があってとても興味深いです。
ほんのわずかの時間ですが、狂気と情欲と官能の世界へ埋没できます。
ただ、繰り返しになりますがこれはゲームというよりは芸術作品ですので、熱狂的なTale of Talesファンにしかオススメできません。
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